人生100年時代の副業について考える

最近、教室で副業が話題になりました。確かに卒業生にも副業を持つ方が急増した印象です。
現役生にもおられますね。

今回は、その副業にちなんで(あくまで50歳手前の吉田が)思うところを書きました。

人生100年時代の人生モデルって

【人生100年時代】と言われて久しいですね。

人生における「時間」という最も貴重なリソースが増えるという事実に「ヨッシャぁ!」ってなる人と「ゴールが遠のいた!」と感じる人といて、捉え方は人それぞれのようです。

若い世代にとっては、挑戦へのリスクはむしろ後半生への肥やしと捉えられたり、失敗しても取り返すだけの時間と再挑戦の機会を与えられた感覚もあると思います。

一方で【人生60年~70年】という要件定義をもとに仕様設計したシステムで生きてきた年代にとっては、それを「レガシーシステム」だと言われて戸惑っている感覚もありますね。

とりわけ、私(50歳手前)たちより上の世代にとっては、頑張って走り続けてきたのに、ようやくたどり着いた定年ゴール直前でゴールテープが遠のいた徒労感を抱く方もあるようです。

実際、人生70年時代であれば、20歳から60歳くらいまでの40年間を職業人生として1つの山を築き、残りの人生を余暇と捉えてゆっくり過ごしてもらえることが出来たと思います。

それが人生100年時代となると、職業人生の期間を80歳か90歳くらいまでに設定し直さないと、余暇があまりにも長すぎて、自分自身の充実感や若い世代の負担感にも悪影響が💧

職業人生は従来の40年から60年~70年と、従来の倍近くに延長されることから、ここに新しいモデルを描いていく必要がありそうです。

えっ!!!誰が???それが、、、他でもない私たちが💦
(リカレント学習もリスキリングも、そのための手段ですものね!)

それも、年代ごとに基本設定が変わりそうですね。

あくまで50手前世代の吉田にとってはの話ですが、これまでの職業人生40年時代の1つ目の山を築いた後に、もう1つの山を築かねばならないと考えるようになりました。

その2つ目の山は、「すべきこと」に取り組んだ1つ目の山を築く間に開発した能力をベースにした「したいこと」になるのではないかと考えています。

1つ目の山(従来の職業人生)の登山と下山を通じて、自分が持っている最も【役立つ】能力や役割、思考や行動をヒントに「したいこと」が見つけられたら、それが2つ目の山になるのではないかしら・・・。

職業人生は、自分のしたいことを見つけて育てる時間に

時に「したいこと」って、ひろゆき氏に「それってあなたの願望ですよね!」と論破されそうなことだったりもしますよね。

他者や社会に【役立つ】という視点がもっと必要だよ!という指摘です。「願望」は、多くの人の「要望」に育っていくことで、実現可能性が高まるものと思います。

1つ目の山は、そのブラッシュアップの時間でもあると思います。これは、所属組織の「自社実現」に貢献する時間を通じて「自己実現」力を高める考え方です。

所属組織に貢献したい気持ちになれないような状況にあれば、社外を見てみたら良いかも!
趣味のサークルやソーシャルなコミュニティなどがあって、これらもまた有用な時代です。

それを1つ目の山で下山を始める頃に趣味やボランティアから始め、確信を得たら副業としてスモールスタートすることで2つ目の山にしていく準備をすべきではないかしら。

その先で副業と本業の割合を徐々に変化させていき、どこかの時点で逆転することが出来たら理想ですね!!

そのために、1つ目の山を下積みとして捉え、「したいこと」より「すべきこと」に取り組む時間から多くを学ぼうとする姿勢が重要になるのかなぁと・・・ぼんやり考えています。

コミュニティ活動と副業って、本業とのバランスの考えにおいては似ていますね!

企業は終身まで雇用を守ってくれないし、理不尽なことを要求してくることもあるのだけど、少なくとも今の生活基盤を確保せねばなりませんし・・・。

まずはそこを舞台に、自分の能力や役割の発揮場所を見出していくところからスタートです。

そこで「すべきこと」に取り組む過程で、自分が「したいこと」を皆が「して欲しいこと」にまで育てていくだけの技術的成長や人間的成長の機会が得られると思うのです。

一方、30代の方には、1つ目の山から自分が「したいこと」と皆が「して欲しいこと」を早期に一致させて、自らの夢をどんどん突き進んでいく人が多い印象です。

彼らは「仕事=自己実現」なので、24時間仕事に没頭しているのに疲れ知らずで、傍から見ても幸せそう(大変だけど充実してる)に見えます。

(そもそも1つ目2つ目とか関係なく山を築いてるのではないかしら💦)

ただ、仕事は必要最低限にして従業員を拘束しない方向に働き方を改革していく時代の流れを見るに、そのようなケースはまだまだ希少なのだろうと思わざるを得ません。

少なくとも、企業社会に奉公してきた世代の方々は、これまでの職業経験から培ったリソースを題材に、2つ目の山を描く準備を目標にして、共にもうひと頑張りしましょう!

2つ目の山で成功を収められる人は、それまでのほぼすべての時間に感謝できるまでに人間的成長を果たしている素敵な大人なのだろうと思いますよ。

私もいつかそうなりたいです。

「ひ:それってあなたの願望ですよね」・・・「ゴ:そうかも(泣)」・・・


あ、、、あと最後に、、、

来たる2月26日(日)に、Power Appsのコミュニティイベントがありまして。
吉田が登壇します。(ここまでの流れ全く関係ないwww)

Power Appsでゲーム作ろう!なコミュニティ

Power Appsによる「ナンバー9ゲーム(チンパンジーが数字を記憶して答えるゲーム?)」の作り方を4人のおじさんたちが披露してキャッキャウフフしようという時間です。

きっかけとなったツイート👇

これが色々な方に波及して・・・

https://twitter.com/yamad365/status/1618607753081286656

楽しい時間にします。是非、以下のURLよりご参加くださいませ。

JPPGB #4 – connpass

吉田 豪

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