最近、Twitterでよく目にした印象的な言葉があって、多くの人に紹介したいと思いました。
それは「最終学歴より最新学習歴」という言葉です。
人生100年時代という言葉を出すまでもなく、学業と職業と余暇が人生で1度ずつ直列に経験するものではなくなっています。
知識技能の習得と活用のサイクルも短期化し、時間をかけて完全マスターしてのちに活用するのではなく、部分的習得と部分的活用を繰り返して並列で経験するものになっていますね。
もとは京都芸術大学の本間正人副学長の言葉のようで、リカレント学習やリスキリングなど「学び」に対する文脈で使われることが多いようです。
最終学歴を発行する側である大学の方が提唱されていることも印象的ですね。同大学が社会人大学にも力を入れておられることも大きいと思います。
過去に得られた能力の証明より現在や未来に使える能力の獲得を
こんな時代に持つべき力の一つに「学ぶ力」があると思います。
【学ぶ力】
獲得した事柄(学習対象)を何に使うか?(学習目的)
どうやって学ぶか?(学習方法)を自分でデザインする力
- 何を実現したいのか?何に貢献すべきなのか?考えて選ぶ。
- それをできるようになるために何を学ぶのか?考えて選ぶ。
- いつどこでどうやって学ぶことができるのか?探して選ぶ。
- 不要になった知識にしがみつくことなく、見極めて捨てる。
- 自分がいま、探す/選ぶ/捨てるのどの段階か判断できる。
これらの行為は、個としての自分に対する深い洞察を要するものと思いますので、職業訓練生の皆さんは、暫しのニュートラルなお立場を上手く利用してください。
もしかすると、自分の職業的アイデンティティを確立したあとの方が、柔軟性を持って捨てることや、自分の色眼鏡なく学ぶことに意識的に取り組む必要があるのかも知れません。
35歳過ぎて「全然学ばない人、独学する人」の大差 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)
訓練を修了したら学習が完了する時代でもありません。継続学習のためのインフラをご自身のなかに構築していくことにも取り組んでいきましょう。
コミュニティやイベントなども色々ご紹介していきますね!
「自分」と「世界」に「沢山」の「発見」をご一緒しましょう!