隅田です。
JPAUG広島で登壇された103期生ひとり一人にスポットライトを当て、ゆるく紹介する記事を連載することになりました。JPAUG広島のちょっとした後日談のようなお話を楽しんでいただければと思います。
みねこさん
商社事務(3年)→家業の手伝い(7年)→専業主婦(8年)
パート事務員として社会復帰したものの、コロナ禍で自らの働き方を見つめ直し退職。
パソコン嫌い怖いの苦手克服を目指してビットゼミへ入校。友人のリクエストに応えるべく、美容室予約アプリの作成に挑戦しました!
イベントページより引用
みねこさんは、とても思いやりのある方でした。
お子さまに対してはもちろんのこと、前職で外国人労働者の寮母さん的ポジションでご勤務されていた時の「なんとか言語の壁を乗り越えよう」と努力されていたお話が印象に残っています。
ゆっくり時間をかけて相手を理解しようとする…。これは開発者に必要な資質ですよね。
卒業制作
今回のアプリケーション開発も、ご友人の「こんなアプリがあったらいいのにな」を体現したものになっております。
簡単に言っていますが、かなりのヒアリング力がなければ完成できないほどのものだと思います。何を解決したいのか、その業務フローはどんなものなのか、こと細かく聞き出すことができなければ、せっかく作ったアプリも「思っていたのと違う」というすれ違いが起きてしまいます。
また、思いやりのある方なので、その気配りがデザインと機能にも見え隠れします。また、メンテナンスする人に対しても優しい作りになっており、可読性のあるアプリケーションになっていました。
第5回の記事で、市民開発者には「愛」が必要であるというお話がありました。みねこさんの「この人に使ってもらいたい」という思いがよく表れていたように感じています。
カタログ機能やメニュー表なども搭載されており、お客様視点に立って設計されていました。驚いたのは、予約の重複を防止する機能も搭載された点で、すぐに実務で使用できそうなアプリでした。
今後の課題をクリアして、是非みどりちゃんの美容室で実装されると良いですね。
今後のご活躍
パソコンが苦手で克服しようとビットゼミに入校したとのことですが、いずれの学習においても、周囲の方々と協力もしながら取り組まれており、一般的な業務では困らないレベルにまで到達されたように思います。
今後は、とある企業の総務部としてキャリアを歩まれます。きっと、これまでの訓練生活や卒業制作でも見られるような、思いやりのある方として支持を得るのではないでしょうか。
市民開発者というのは、こういった方に呼称される役職だと考えています。