105期生も最初のグループワークで「DX時代の充実した職業人生」をテーマとして話し合い、5月15日(月)から17日(水)の3日間の6時限目に、それぞれの発表を行いました。
5回の発表を順番に取り上げていきます。今回は、初日に発表された2番手チームの発表内容について記事にしました。
チーム「Angels」の「AI×愛×I=アイあるDXを」
MLBで大活躍の大谷翔平選手にあやかったチーム名かと思いきや、テクノロジーを使っていくのに愛が必要だからということで、天使(愛を司るもの)に由来したそうです。
テクノロジーの導入や展開は、恩恵のみならずリスクもあることから、賛否や新旧の対立構造が生じることが多いものですが、双方が納得しないとうまくいきませんものね。
メンバーそれぞれがDXの推進やテクノロジーの導入で受けた「恩恵」と「懸念点」を挙げ、それらを解決する「ヒトのチカラ」について説明をされました。
ケース1:DX推進にて・・・
お勤めだった前職ではDX推進の取り組みがあったそうで、コスト削減につながる取組としてトップダウンで行われ、奨励する制度もあったそうなのですが・・・
- 恩恵: デジタル化による業務の効率化や自動化が進んで「費用削減」に!
- 懸念: 取り組みに対するインセンティブが見合っておらず「やったもん損」に・・・
また、ガンガン推進派と置いてけぼり慎重派の間に感情的なしこりも・・・
DX推進には、マネジメントと現場の推進派、慎重派が存在する。
3者が相互理解を経て「Win-Winになる提案力」が必要。
ケース2:就活にて・・・
志望動機をChatGPTに作成させてスピーディな応募活動を展開し続けていたある日、シックリこないから自分で作成しようとすると何も思い浮かばなくなっていた・・・。
- 恩恵: 読みやすくハイクオリティな文面作成を「自動化」して応募活動を時短!
- 懸念: 依存しすぎると「思考力低下」を招き、自ら考える力を失っていく。
AIは便利だけども、意思を持って使うこと。
思考ツールとして活用し、ユーザーが「思考力」を持つこと。
ケース3:業務にて・・・
前職にて、導入されていたシステムを活用してサクサク仕事を進めていたある日、システムがダウンして全く着手できない日があった。。。
- 恩恵: スマートでスピーディな「電子化」された業務遂行!
- 懸念: いざ「システム障害」が起きると全てが止まってしまう。
日ごろから、システムには障害のリスクがあるものとして備えておく。
業務が止まらないよう「リスクヘッジ」を考えておく。
ケース4:リモートワークにて・・・
在宅ワークは、場所や時間、職場の人間関係からも解放されて自由に仕事に取り組める一方、すべて自己解決しようとしてメランコリックな孤独感に襲われる日があった。
- 恩恵: 仕事時間を自分で計画・調整して「多様な働き方」に対応できる。
- 懸念: 分からないことを聞く相手がおらず、心理的な「孤独感」にさいなまれる。
同じ境遇の方々がいる「コミュニティ」に参加してみること。
悩みの共感や解決策の共有によって孤独から抜け出ることができる。
右か!左か!ではなく上に?
DXのように、新しい技術や仕組みを現場に導入すると、「恩恵Vs懸念」とか「推進Vs慎重」とか「管理Vs現場」といったような対立した立場を生んでしまうことがあるようです。
どちらかに自分の立場を置き、その正当性を声高に主張して片方を圧倒したところで、相手の協力を得ることはできず、むしろ頑なな抵抗者をつくってしまうことでしょう。
双方ともが恩恵を高めて懸念を抑えるためには、相互の理解と目的の共有で問題を解決する、愛とI(意志)ある「ヒトのチカラ」を鍛えねばですね!
引き続き、「自分」と「世界」に「沢山」の「発見」をご一緒しましょう!