職業レポート⑪:ビットゼミ35期生の三浦奈月さんによる「DX化と市民開発者への道」

隅田です。
前回の職業レポートに引き続き第11回…。シリーズ最終回です。

今回は、ビットゼミ35期生の三浦奈月さんに、下記の内容でオンライン授業をしていただきました。様々な角度から「市民開発者とは」を説いていただけて幸運ですよね。

⚠限定公開動画です。本動画の無断転載はご遠慮ください。

三浦さんについて

豪先生

三浦さんは12年前、彼女が二十歳の頃に35期生としてビットゼミに通って頂きました。コースはインストラクタ養成科で、直後はヘルプデスクとして就職されました。

置かれた場所で咲こうと、目の前の課題に取り組むうちにSE、SIerとより専門的なIT職種に転身。その後は、Power Appsも使っておられるとのこと。

現在はアクセンチュアデロイトトーマツという、ITのコンサル会社では2大巨頭の採用内定を獲得されています。12年の継続学習を支えたものは何だったのかを聞いてみましょう。きっと勇気がもらえるお話だと思います。

下積み時代が長い

華々しいご経歴の裏には、約10年にも渡るこの下積み時代が隠れていました。2010年にビットゼミでの訓練中、クラスメイトと過ごすことで「自信」を手に入れられました。

その後、病院のヘルプデスクで社会人としての基礎を叩き込まれ、IT活用の現場を知ることになったとのことです。ところが、IT活用とは言っても「紙」を使った業務が多く、その意味でも発見があったと振り返られていました。

経験を積み、医療情報システム(電子カルテ)の構築作業にゼロから携われるようになったとのことです。綿密なコミュニケーションを取りながらその病院にとっての最適解を探っていくことが大変そうでした。

その際、SE側もクライアント側の業務を知ることが重要であったとおっしゃっています。ITの背景知識を有していない方々の意見を鵜呑みにして開発を進めることは、一見、良い開発であるようですが、できあがった時に「あれ、なんか違うな」ということがよく起こるのだとか。

相手の言い分を聞き過ぎても、開発側の言い分を通し過ぎても、良い業務改善は起こらないというところが大変なポイントだと思いました。

そんな三浦さんは「究極のナマケモノ」と自称しています。「この業務、もっと楽になったらいいのにな」という発想を起点に「色んなツールをとりあえず作ってみる」という精神でいるそうです。

数々のMicrosoft MVPの方々が話されていたことを「素で」やってのけている、素晴らしいマインドセットをお持ちの方でした。

ナマケモノだけどナマケモノにはならない。そうしてコツコツ努力をされてきた結果、2大コンサル企業が「一緒に働きたい」と思う人材になれたのだと思います。

三浦さんのことを生粋の市民開発者だと思いました。目の前の仕事に一生懸命取り組むことで「気付いたら市民開発者になっていた」というタイプの人でしたね。

sumida
sumida

さて、シリーズ「職業レポート」を通して、市民開発者に必要な資質と素養というものが見えてきたと思います。現場の業務を一生懸命やる中で「面倒くさい」を見つけ出し、社内ネットワークを駆使して改善に導く力を身に着けたいものですね。

最初は難しくても、意識するだけで「変革」です。その小さな変革を諦めずに積み重ねることが大切だと思いました。

KEDAMA

今日はお忙しいなか講義いただきましてありがとうございました。

元ビットゼミ生のお話ということで、興味津々で拝聴させていただきました。
12年前のビットゼミ入校をキッカケにどんどんキャリアアップされている三浦さんのお話は、現ビットゼミ生としてとても勇気づけられ、パワーをいただきました!

実は私、修了数日前のこの段階でもまだ次のことを何も決めていない状態で大変気が重い日が続いていたのですが、とても楽しそうに生き生きとお仕事のことを語られる三浦さんのお姿を拝見し、そうだ仕事とは確か楽しいものだったと気付かされ、やらねばならぬよとお尻に火がついたところです。

三浦さんがキーワードとして提示してくださった「とにかく何でもすすんでやってみる精神」「自分の特性を見極めてそれを生かす」という言葉が、私のこれからのヒントになりそうです。

とても素敵な講義をありがとうございました!

三浦奈月

ありがとうございます😭
もうちょっと上手く話したかったなとか時間配分間違えたなーと反省してたのですが、真っ直ぐ届いて、こんな風に言っていただけてよかったです。

トーマツを最終的に選んだのは、豪先生から頂いた今しかできないことをというアドバイスに加えて、ビットゼミで感じて学んだことを活かしたいなと思ったことも決め手でした。

青臭いんですが、誰もが楽しく長く働ける世の中になったらいいなと前職スピーチを聞いて感じていたのを思い出して。

そのために私ができることってやっぱり、医療の側面から世の中の仕組みを考えて改善していくことなのかなと。

極論、心身共に健康なら、なんでもリカバリできると思ってるので!

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