隅田です。そろそろ夏に飽きてきました。
前回(職業レポート③)に引き続き、第4回目の職業レポートです。
今回の講師は、なんと第3期のビットゼミ卒業生。100期も遡る大先輩。豪先生も「お会いするのは卒業以来。在籍していた頃から優秀だった人」とおっしゃっていて、非常に楽しみにされていました。
そんな「やり手」な先輩から、就職活動についての知識や方法を教授していただきました。市民開発者であるよりも前に求職者。皆さん真剣な面持ちでご講話に耳を傾けておられました。
この度は、その就職活動の中でも「サイト・エージェント利用」と「TODOの整理」の2点に絞ってお話をしていただきました。その様子を少しだけ、読者の皆さまにも共有したいと思います。
・・・それにしてもビットゼミって、本当に至れり尽くせりな環境ですよね(また訓練生として帰りたい)
サイト・エージェント利用
背景知識として広島の労働市場について情報を提供していただき、転職活動を有利に進めるためのツールの使い方を伝授していただいた上で、具体的な動き方をスッキリとまとめていただきました。
103期生も「知りたかった情報!」という真剣な面持ちで授業に臨んでいる様子でした。
特筆すべきは転職サイトの使い分けについてで、これら三種の神器におけるメリットとデメリットをスライドで分かりやすくまとめていただきました。
一つ要点をお伝えすると、転職サイト1本に絞るよりも、自分の状況や利用したいサービスに合わせて転職サイトを使い分けることが就職活動を成功に結びつける秘訣なのだそうです。
サービスの利用を検討してみて「自分に必要ない」という判断であれば、企業ホームページからの直接応募も視野に入れた方が良さそうです。
それにしても、全て同じサイトに見えていましたが、こんなにも違いがあるなんて…。客観的なデータまで整理してご用意いただいていたことに関しても驚きの連続でした。
TO DO の整理
求人情報を収集したり、就職活動を進めるためのツールについてご説明をいただいたりした後で、応募書類や企業研究の方法まで教えていただきました。本当に至れり尽くせりですね。
「就活は『お見合い』→伝えないと伝わらない」というメッセージが印象的でした。限られた時間で初対面の相手に自分を売り込み、綿密にコミュニケーションを取り、両者ともに必要な情報を引き出せるかが鍵です。
「お見合い」なので「不成立が当たり前」という覚悟を持っておくことが大切です。企業側も断腸の思いで「不採用」としている場合があるようですね。
例を挙げると「いい人だけど今欲しい年代ではない」「いい人だけど1人しか採用できない」「いい人なのだけどウチの社風に合わないから採用してしまっては気の毒だな…」といったケースもあるそうです。
これは求職者自身を否定しているわけではないので、単に「縁がなかった」と捉えて、ガンガン次の選考(準備)に移る方が賢明ですね。
ただし、積極的にアピールすることは、闇雲にアピールすることではありません。例えば、経産省の「社会人基礎力」に則すなどし、一貫した自己分析と企業研究が欠かせません。
①職務経歴書を書き、履歴書に②自己PR文と③志望動機をまとめていくわけなのですが、そのためには①経歴を整理し、②自己分析を行い、③企業研究を徹底する必要があります。
「準備不足=意欲の低さ」と捉えられてもおかしくはありません。志望する企業とのマッチングを果たすためにも、ここの労力を惜しんでいてはならないように感じました。― あぁ、過去の自分に言い聞かせたい。
最後に
お話の終盤では、訓練生から寄せられてきた質問にもご回答いただきました。
求人情報の何を見れば良いのか、年齢制限以上で応募可能か、職歴の空白部分にツッコミは入るのか、経験・年齢不問ってどうなの…など、抱えている不安を解消していただいたり、ぶっちゃけた話だったり、一つひとつ丁寧に答えていただきました。
授業が終わってからもその様子は続いていました。説得力のあるお話だったので、103期生も安心して色々なことを聞けたのではないかなと思います。
貴重なお話をありがとうございました。
筆者自身、この度のお話を次期入校してくる方々に対して還元できるように、今後の業務に活かせられたらと考えています。