隅田です。
JPAUG広島で登壇された103期生ひとり一人にスポットライトを当て、ゆるく紹介する記事を連載することになりました。JPAUG広島のちょっとした後日談のようなお話を楽しんでいただければと思います。
マイケルさん
26歳の生まれたての赤ちゃんです。
前職は飲食店で寿司と包丁を握っていましたが、コロナ禍の影響を受け転職決意しビットゼミへ。最初は包丁で食材を切ることしか能のないPC初心者だった人間がビットゼミ&共に学んだ仲間達のおかげで5カ月間でここまで出来る様になりました。
よろしくお願いします。
イベントページより引用
自己紹介にもある通り、元料理人ならではのマメ知識を混じえた「イイ話」をたくさん披露していただきました。筆者が印象に残っているのは、訓練生活終盤の「温かいレタス」の話。
先入観で美味しくないと思っていたものも、食べてみると美味しかった…というお話でしたが、大人になると「失敗したくない」という思いが無意識に生じるものですよね。
ムカデに噛まれてみて「ムカデが危ない」と学習するのは良くありませんが、温かいレタスを食べてみるくらいなら一度はチャレンジしてみて、再び食べるかどうかはその時になって考えてみれば良いですね。
…レタスチャーハンとか美味しそうですよね。
卒業制作
前職でのご経験を活かして「フードロス」などの社会問題を解決すべくアプリを開発されました。業務のプロならではの視点が盛りだくさんで、仕入れから管理に至るまで必要な機能が過不足なく実装されているような印象を受けました。
ひとことで「仕入れ」と言っても業務フローとして書き出すと、何を仕入れたのか、どこから仕入れたのか、いつ仕入れたのか、いくらで仕入れたのか、いくつ仕入れたのか、などなど、たくさんの情報が必要になります。
また、冷蔵庫で管理しているものだけでなく、常温で保存している食材や調味料類があり、さらには、急な欠品によりイレギュラー的な仕入れがあったり、それに伴って領収書の管理が変わったり、季節や時間帯によって食材の出入りが変わったりと、飲食店での「管理」というのはとても大変です。
このアプリを完成させることができれば、業務の煩雑さを軽減できると思います。「コンピュータの力で変革をもたらす」とは、こういったことを指しているのだと考えています。
動画
今後のご活躍
今後マイケルさんは、未経験ながらIT業界で技術職としてお仕事されます。
面接では「作ったアプリを実際に見せた」とのことで、そこで信頼を得たのかもしれません。
彼には「大人になるとプライドが邪魔をして他人に意見を求めにくくなる」というまとめを最後にしていただきました。
ビットゼミでの生活を通して、20代でこのことに気付けたマイケルさんは、30代、40代、50代…と、年齢を重ねるにつれて成長していく人だと思いましたし、将来的に若手の考えを吸い上げることのできる人にもなれると思いました。
マイケルさんは、今後の職業人生で色々な経験をし、色んな意見を周囲に求めつつ、かつ、行動に移せるような人になれそうです。
今後のご活躍をお祈り申し上げます。