前回は、“市民開発者(シチズン・デベロッパー)”の活躍を支える主なテクノロジーとして、“ローコード/ノーコード”ツール群を紹介しました。
今回は、数ある優れたツール群のうち、Power Platformの学習をお勧めする理由を書きたいと思います。
■ Power Platformを選んだ理由
① 画面構成や操作感への親和性
② 学習コンテンツの充実
③ ユーザーコミュニティの充実
ほか、ユーザー数と将来性、拡張性など・・
つまり、学習のしやすさが主な理由です。
学習をスムーズに開始できることと、継続学習のモチベーションを維持しやすいこと。そして、究めようと思えばかなり高いレベルまで行けること。
本稿以降の連載は、しばらくこれらについて詳しく説明していきます。
今回は①について書きます。
Microsoft Office製品と画面構成が類似していることは、前稿に書きました。
操作性については、実際の操作を見るのが一番ですね。有名な動画をご紹介します。
この動画を投稿している吉田大貴さんとYoutubeチャンネルについては、後日改めてご紹介します。
動画では、スマホ画面でメニューから牛丼を注文し、メールを受け取る仕組みのアプリを作成しています。
手順は、①新規作成 → ②各オブジェクトを配置・サイズ設定 → ③書式・関数の設定 → ⑤保存 → ⑥アプリとメールの連携設定という流れです。
①新規作成や⑤保存作業は言わずもがな、[挿入]タブからオブジェクトを挿入して、ドラッグ操作で位置やサイズを設定したり、右側の作業ウィンドウで詳細な書式設定をしたり、上部の数式バーで関数の設定をしたり・・・。
これらは、PwoerPointやExcelに慣れた方なら馴染みある操作ではないでしょうか?
もう一つ、シンプルな電卓アプリ作成の動画を紹介します。
やはり操作はOfficeのそれと似ていますね。ただ、“変数”とか“コレクション”という言葉にとっつきにくさを感じられる方もあったかと思います。
【市民開発者養成科】は、WordやExcel、PowerPointといったOffice製品の学習を土台に、Accessでデータベースシステムの仕組み、VBAで開発の基礎を学び、最後にPower Appsを中心にPower Platformを学習します。
日数をかけて少しずつ、理解の範囲を広げていきましょう!!